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【もう限界…】トリマーを辞めたいあなたへ|退職理由・円満退職の方法・退職代行の選び方まで徹底解説!

トリミングしているけど疲れが見えるトリマーの画像

「トリマーの仕事が好きだったはずなのに、最近は行くのがツラい」

「人間関係がしんどい」

「お給料が見合わないかも」

「体調が崩れてきた…」

この記事では、

  • トリマーを辞めたいと感じる主な理由
  • 退職をスムーズに進めるステップ
  • 退職代行を使う際の注意点と選び方

を、元トリミングサロン運営者で、トリマーを雇う側にいた筆者がわかりやすく丁寧に解説します。

もう限界かもと感じている方が、少しでも前向きに次の一歩を踏み出せるよう、参考にしてくださいね。

目次

トリマーを辞めたいと思う主な理由

トリマーが退職を考える背景には、職場環境や待遇の問題が多く関係しています。

実際、厚生労働省の調査でも動物関連職種の離職率が高めです。

ここでは、トリマーが辞めたいと感じる主な理由を紹介します。

お給料が低い

トリマーの平均年収は約250万円前後。

専門学校を卒業しても、初任給は15~18万円ほどと物価高の現代では生活が苦しいと感じる人も少なくありません。

また、動物を扱う仕事は技術職にも関わらず、役職が少ないため昇給が遅いまたはないトリミングサロンが多いでしょう。

「努力しても給料が上がらない」「残業が多いのに手当がつかない」など労働対価への不満が辞めたい気持ちを強めますね。

人間関係のストレスが多い

小規模なトリミングサロンでは、スタッフ間の人間関係が職場環境を左右します。

オーナーとの関係や、先輩トリマーからの圧力、お客様とのトラブルなど、精神的に追い詰められることも…

特にペットを「家族」と考える飼い主さんが多いため、クレーム対応や要望の食い違いにもストレスの原因になります。

お休みが取れない

「お客様の予約が詰まっていて、連休が取れない」「体調が優れなくても、休めない」

こうした声は多く、ワークライフバランスの崩壊が退職の引き金になることもあります。

休みが取れないと身体が疲弊し、気持ちにも余裕がなくなり小さなミスが起こる→クレームや人間関係のトラブルに繋がる

といった悪循環にもなりかねません。

体力・健康の問題

トリマーはの仕事は一日中立ち仕事。

特に大型犬のシャンプーやカットで腕や腰に負担がかかるため、腱鞘炎や腰痛に悩む人が多いです。

さらに毛や薬品に触れることで皮膚トラブルが起きることも。

またトリマーは女性が多く、妊娠・出産などで退職を余儀なくされるパターンも多々あります。

「好きだけど、身体がもう限界…」という理由で退職を決意するケースも少なくありません。

プレッシャー・圧力に耐えきれない

仕上がりへの期待、ミスの許されない現場、飼い主さんからの細かい要望…

こうした精神的なプレッシャーが積み重なり、仕事が楽しくなくなってしまう人も多いです。

特に新人トリマーは「先輩との技術の差」「なかなか独り立ちさせてもらえない」「お客様からの評価」を気にして、心が疲れてしまうことがあります。

トリミングサロンを退職したいと思ったら

「もう辞めたい」と思った時、感情だけで動くのは危険です。

ここではスムーズに円満退職するための流れを紹介します。

  • 転職活動を始める
  • 最低でも1ヶ月前までに退職の意向を伝える
  • 給付金を受給できるか確認する

転職活動を始める

退職を考え始めたら、まずは次の働き方を探す準備をしましょう。

同業他社への転職だけでなく、ペットホテル・動物病院・ペット用品販売など、トリマー経験を活かせる仕事は多数あります。

ハローワークや求人サイトだけでなく、トリマー専門の転職エージェントを利用すると、条件交渉や非公開求人も紹介してもらえることもありますよ。

最低でも1ヶ月前までに退職の意向を伝える

労働基準法では、退職申し出は2週間前でも可能ですが、実務上では1ヶ月前が目安です。

トリミングサロンによっては後任の引き継ぎや予約調整が必要なため、早めに伝えるのが円満退職のコツ

ただし「もう顔も合わせたくない」「引き止めが怖い」と感じる場合は、無理に直接言わず退職代行サービスを利用するのも選択肢です。

給付金を受給できるか確認する

退職の際は、失業給付(失業保険)がもらえる場合があるので受給資格があるのか確認しましょう。

自己都合退職でも、一定期間雇用保険に加入していれば受給資格が発生します。

もし健康上の理由で退職を余儀なくされた場合は、傷病手当金を受給できる場合もありますので

こちらも受給資格があるのか確認しとくとお金の不安を残さず、安心して療養することができますよ。

退職後の生活を安定させるために、行政手続きも計画的に行いましょう。

なかなか退職ができなかったら?

「辞めたい」と伝えても、「人がいないから」「繁忙期が終わってから」と引き止められるケースもあります。

しかし、退職の自由は法律で認められた権利です。

もし退職の意思を伝えても受け入れてもらえない場合は、

  • 内容証明郵便で退職届を送る
  • 労働基準監督署に相談する
  • 退職代行サービスを利用する

といった方法で、確実に退職する手続きを進められます。

退職代行サービスを利用する際の注意点

退職代行サービスは、「もう自分では言えない」「精神的に限界」「病気やケガで出勤が厳しい」という人の強い味方です。

ただし、サービスを選ぶ際には注意が必要です。

弁護士が行っているか

退職代行サービスの中には、「非弁(違法)」の業者も存在します。

弁護士が運営または監修しているかどうかを必ず確認しましょう。

弁護士が関与していれば退職届の提出だけでなく、未払いの残業代や損害賠償請求にも法的対応が可能です。

他社と比べ高額ではないか

退職代行サービスの料金相場は、2~3万円程度です。

あまりに高額な請求をする業者は避けましょう。

また、「追加料金なし」「全額返金保証あり」と明記されている会社を選ぶと安心です。

口コミサイトやSNSで実際の利用者の声を確認しておくのもおすすめです。

まとめ

トリマーの仕事は動物と関われる素敵な職業ですが、その分心身の負担が大きく、離職率も高いのが現実です。
「辞めたい」と感じたときは、

  • 自分の心と体を最優先に考える
  • 無理せず転職や退職を検討する
  • 必要なら退職代行サービスを利用する

といった流れで行動しましょう。

環境を変えることは、決して逃げではなく前向きな選択です。

あなたが安心して新しいスタートを切れるように、一歩ずつ準備を進めていきましょう。

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